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オリンピック会場誘致活動に関するニュース

2016.01.22


1月22日の宮崎日々新聞に日向市がオリンピックのサーフィン競技の積極的な誘致活動を行う旨の記事が掲載になりました。
news
日向市がこれまでの実績を基に積極的に誘致活動を行われることには大賛成です。
聞くところによれば、全国で相当な市町村が同じように手を上げていて、どこも同じように色々な誘致活動を行っていらっしゃるようです。
波のサイズや質を考えればどこも同じ条件と言わざるを得ないと思います。オリンピックが開催される8月に台風以外の波が立つ要因はどこも考えられず、そういう意味では奇跡の台風が発生したらコース次第では湘南でも十分大会開催は可能だと思われますが、その確率たるや高額宝くじの確率に匹敵するぐらいの話だと思われます。初めて開催されるサーフィンというスポーツを全世界の方がテレビを通じて見て、「サーフィンは面白い、やってみたい」と思っていただかなければ、サーフィンをこれまでやっていたサーファー全体、業界もがっかりしてしまいます。そういう意味で東京オリンピックでのサーフィン種目の開催にあってはサーフィン界全体に関わる重要な問題であることは間違いありません。
 話を戻しますが、台風が来なかったとします。(そう考えるのが普通ですので)※太平洋上を本土に上陸することなく進むコースの台風という意味にとってください。
太平洋高気圧が張り出し例年の8月の天気図が連日続いたとすれば、世の中はただでさえ海水浴シーズンになります。オリンピック開催と重なれば波の問題より人や交通の問題のほうが重要な問題になってきます。その意味では大都市に近い会場は大変だと思います。選手役員観客関係者の移動にも支障が出ることが大いに考えられます。
波が無く会場移動やウェイティングが続けば続くほど収集が取れなくなる可能性も大です。
わたし個人の考えを言わせていただければ、今回首都圏(東京近郊)で実施することが前提であれば、人工プールで実施すべきとの考えです。(例えばケリースレーター氏のプールを首都圏に建設して行うという案です)
※JOCのイメージ回復策に若者への好感度は抜群の効果と思うのですが…
サーフィン本来の自然の波で行いたいのは私も同じなのは言うまでもありませんが、全国どこの会場になっても期間中(約1週間)コンスタントに波も天気もキープできるとはとても思えません。コンテストディレクターの胃には大きな穴が開くのがおちです。どうしても人口プールが財政面で厳しければ、首都圏近郊(千葉エリア)と宮崎エリアの2会場のダブルスタンバイ方式にしてどちらかで予選ヒートを行い、他方で決勝ヒートを行うやり方が現実的かと思います。
そうなれば、首都圏に2つの会場を置いても仕方ないわけで、一方は距離を離してスタンバイするのが普通の考えです。その時に「宮崎」の可能性が出てくるのではないでしょうか。
宮崎県の売りは波ではなく(波は無いと想定した場合の話)
1)首都圏から90分で空港から10分でポイントへ移動可能
2)運動公園に隣接しており相当数の駐車場を完備(すいません台数はわかりません)
3)宿泊施設の受け入れ体制が整っている
4)ASPのトップ大会を開催した実績がある
5)気象条件に応じて会場の臨機対応が可能
このあたりでしょうか。
意外に5)のポイントは大事かと思います。その意味で
宮崎市内(木崎浜、青島ポイント)と日向市(お倉ヶ浜ポイント)が別々で誘致活動を行うのではなく協力して「オール宮崎」でやるべきかとも考えます。つまり「宮崎で一番良い場所で開催できますよ」というのをセールスポイントにできないかという意味です。「宮崎県エリア」でオリンピックが開催できれば素晴らしいことだと思っています。