新着情報

初めてでも安心して選べるサーフボードあれこれ Vol.1

2020.06.04


Photos and Sentences by k4wtnb

サーフボードの種類や形、またどこで買えばいいのかなどなど初めてのボード選びは不安がいっぱいです・・・
ましてやそんなに安い買い物でもないので慎重になるのが当たり前です。そんな不安を少しでも解消できるようにボードの事について色々と説明していきます。

ボードの種類


まずはボードの種類、左からロングボード・ファンボード・ショートボード
細かく分けるとミッドレングスやクラシック・レトロ・ミニなど色々ありますが今回は3つ
■ロングボード
一般的にロングボードは長さ約9フィート(274cm)以上のボード。
<メリット>
安定感があるので立ちやすい。初めてのサーフィンでも、簡単に立てる事が多い。
<デメリット>
持ち運びが大変で、コントロールが難しい。保管にスペースが必要。
■ファンボード
6.5~8.9フィート(約200~271cm)くらいのボード。
<メリット>
ショートボードよりもテイクオフが早く、ロングボードよりもコンパクトで扱いやすい。
<デメリット>
ロングとショートの中間的なボードの為、そのメリットも中間的。
■ショートボード
6.4フィート(約195cm)位までの長さのボード。
<メリット>
ボードが短い分リッピングやエアーなどの技が決めやすい、移動と保管がしやすい。
<デメリット>
テイクオフが遅い。安定性が低いため、パドリング時にスピードが上がらないのでテイクオフが難しい。

ボードの素材

PU(ポリエスター、ポリとも呼ばれる)

■PU(ポリウレタン)サーフボード
ポリウレタンに発泡剤を加えて作られる発泡フォーム。サーフボードの形にシェイプしたウレタンフォームをポリエステル樹脂でコーティングしたもので、一番多く使われている素材です。
ガラスクロスで巻き、レジンと呼ばれる樹脂で固められ完成します。
そもそも、ウレタンフォームが登場する前のサーフボードは、木材で作られることが主流でした。外材として一般的に使用される木材(レッドウッド)を削ったものや、内部を空洞にした構造のもの、軽く加工しやすいバルサ材を使用したもの等に、グラスファイバーを巻くことで強度と耐水性を確保していました。
1961年にクラークフォーム社がポリウレタンに発泡剤を加えて作られる発泡フォームを作成しました。ポリウレタンフォームの登場によりサーフボードは大きく変化しました。クラークフォームはがアメリカのサーフボードブランクスのシェア80%〜90%を占めると言われるまでに普及していましたが2005年12月突然のクラークフォーム社が閉鎖となりました。
突然の閉鎖の背景としては、米国環境保護庁(EPA)の基準に沿わない事項(クラークフォーム社が製造したポリウレタンフォームに発ガン性物質が含まれているというもの)があり、EPAがクラークフォームを閉鎖させることを示唆しつつ指摘したことと言われている。クラークフォーム社が突然閉鎖した事により若干混乱はありましたが現在ではUSブランクス・アークティック・コアフォーム・バリアルフォームなどのメーカーがポリウレタンフォームを提供しています。

EPS+エポキシボード

■EPS(エクスパンダブルポリスチレン)サーフボード
ポリスチレンのビーズ法による発泡フォーム。ビーズ法は梱包に使用する発泡スチロールと同じ製法ですが、強度、難吸水性、シェイプのし易さを追求してサーフボードの材質へと進化させたブランクスです。
ポリエステルボードと同じようにガラスクロスで巻き、エポキシ樹脂で固めます。
EPSフォーム自体がウレタンフォームに比べると非常に軽量であるため、PUよりも軽量に仕上げられることが一番のメリットである。また、ハンドシェイプの場合、好みのサイズを選んでオーダーすることが可能な点も大きい。
USブランクス・MARKO(マルコ)FOAM・JAVA FOAMなどのメーカーがあります。

■Future Flex
Future Flexは、EPSフォームをエポキシ樹脂でラミネートしているという点では他のものと変わらないが、ストライプ状のカーボンがレール全体に入っている点が特徴的である。Firewireと同様センターストリンガーが無く、ボード中心のスタンス部を中心にしなる構造となっている。

■Firewire(ファイヤワイヤー)
ボードがEPSフォームとエポキシ・バイオレジンのみを使用している。
センターストリンガーが無く、レールにバルサ(木材)等を使うことで適切なフレックス性能を発揮させるボード構造か特徴。
FirewireのTIMBER TEKはサーフボードの中では群を抜いて、有毒物質と炭素の排出量を減少させた未来のエコボードです。

■XPS(extruded polystyrene)サーフボード
ポリスチレンの押出法による発泡フォーム。密度が高く、完全密閉状態の気泡”Closed Cell”Foamで出来ているので理屈では吸水性が無いブランクス。完全密閉状態の気泡で出来ているので理屈では吸水性が無い素材なので信じられないかもしれませんが、水を吸いません。
極端に言うと、クラッシュしてもそのままでOK。PUより軽くEPSよりは少し重い。
XTR素材の耐久性は、従来のPU(ポリエステル)とポリウレタンボードの組み合わせと比較して飛躍的に向上しています。PU素材のボードよりも、3倍~5倍も長持ちする高耐久性ボードとなりました。しかも、EPSのようには水を吸わないので、EPSエポキシボードよりも寿命が高いと言う、カスタムエポキシ最高峰のボード素材とも言われています。

モールドボード

■SURFTECH(サーフテック)
数あるモールドボードのうち、代表的なのはサーフテック社製である。1989年に創業、その後「タフライト(Tuflite=頑丈で軽い)」という名前で多くのサーファーに知られることとなった。

■NSP(ニューサーフプロジェクト)
美しいグラフィックと多彩なサイズ展開で親しまれているNSP サーフボード。NSP E2シリーズは,EPOXY工法でタフでコストパフォーマンスに優れている。

■AVISO(アビソ)
AVISOはS-COREなどとも違う完全な中空構造。
これは強度と弾力性を兼ね備えたカーボン素材を使っているからこそなせる技。
なんと、そのテクノロジーは軽さ、柔軟性、そして強烈な物理的な力にも耐えられるという特徴が求められるアメリカの航空宇宙産業や国防産業に使われているものを応用しているという超ハイテクボードと言われていましたが2014年4月をもって生産を終了となりました
その他、比較的知名度のあるモールドボードとしては、Lost(Placebo:プレセボ)のFlexlite(フレックスライト)や、JUSTICEのFLEXFLY、NSPなどが挙げられる。
各社とも構造に若干の違いがあるが、いずれも特徴としてPUよりも頑丈で浮力があることが共通している。

ソフトボード・スポンジボード

ソフトボード(スポンジボード)というのはEPSをベースにして、表面にスポンジ素材をコーティングしたサーフボードのことです。スポンジが付いている分、圧倒的に浮力が高まり初心者向けのボードとして扱われていますが最近はキッズや初心者向けのモデルだけでなく、上級者でも楽しめるパフォーマンス系も充実してきています。

■スマイルオンサーフ
初めてでも安心!家族で楽しめるソフトボード!
キッズ・ジュニア入門用のサーフボードとして、ぶつかっても痛くない柔らかい素材を使用したソフトボード。軽くてお子様でも持ち運びがラクラク。ソフトフィンとリーシュコード付きで、すぐに始められます。

■Catch Surf
80’sテイストのポップでキャッチーなノリで、カリフォルニアから登場したCATCH SURF!これまでのスポンジボードと違うのは、芯材に木製ストリンガーを使用していてサーフィンに必要な“しなり”と“反発”を得られること。また高浮力でパドルはラクラク、多くの波を掴まえられ、ソフトボードとは思えぬハイパフォーマンスを誇ります。

■SOFTEC (ソフテック)
2009年にオーストラリアからスタートしたSOFTEC (ソフテック)はハンドシェイプで機能性もよく安全で壊れにくいと評判です。

昔に比べると色々な素材や形が出て来ています。

いろいろ見てどんなボードが欲しいか考えている時も楽しいです!!

Arigato

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
特定非営利活動法人 いい波プロジェクト
〒889-2151 宮崎県宮崎市熊野1374-37
Mail:info@ii-nami.com

最新情報はこちらもチェック→  Instagram  / Facebook
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜