2023.09.14
カリフォルニアのローワートラッセルズを舞台に一日でワールドタイトルを決める『Rip Curl WSL Finals』が現地時間9月9日に開催。
ウィメンズはNo.3シードだったキャロライン・マークス(USA)がケイトリン・シマーズ(USA)、タイラー・ライト(AUS)を倒してタイトルマッチに挑戦。
No.1シードのカリッサ・ムーア(HAW)との勝負は唯一のグーフィーフッターとして見せたバックハンドのパワーハックが一本目から決まり、8.67。
カリッサの7ポイント台2本も素晴らしかったものの、キャロラインのサーフィンが上回り、一時はコンビネーションスコアに追い込む強さで1ヒートを先取していた。
更に2ヒート目もキャロラインのリズムは崩れず、7ポイント台を2本揃えて5xワールドチャンピオンで東京オリンピックの金メダリストのカリッサを完璧に抑えタイトルを獲得した。
2018年に16歳最年少でCT入りを果たした天才は数々の偉業を21歳にして達成した。
2年連続でNo.1シードながらタイトルを逃したカリッサに対してメンズのフィリッペ・トレド(BRA)は2年連続でタイトルを獲得。
タイトルマッチはNo.3シードのイーサン・ユーイング(AUS)が相手で、1ヒート目は両者共に全ての波で興奮するような激しい攻防の末、9.00を出したフィリッペ が先行。僅か0.74ポイント差だった。
2ヒート目は一転してスローな展開となり、器用なフィリッペのサーフィンが際立った。後半、イーサンも7.67を出して追い上げるが、フィリッペが逃げ切り、沢山の応援団が待つビーチに戻った。
昨年、ガブリエル・メディナ、エイドリアーノ・デ・ソウザ、イタロ・フェレイラの3名のブラジリアンに次ぐ4人目のチャンピオンになったフィリッペ 。
複数のタイトル獲得者は3xのガブリエルがいるが、2年連続のタイトル獲得は初となる。
なお、2年連続のタイトル獲得は2016年、2017年のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)以来になる。
2023年CT最終ランキング
1位 フィリッペ・トレド(BRA)
2位 イーサン・ユーイング(AUS)
3位 グリフィン・コラピント(USA)
4位 ジョアオ・チアンカ(BRA)
5位 ジャック・ロビンソン(AUS)
ウィメンズ
1位 キャロライン・マークス(USA)
2位 カリッサ・ムーア(HAW)
3位 タイラー・ライト(AUS)
4位 ケイトリン・シマーズ(USA)
5位 モリー・ピックラム(AUS)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/