2025.02.18
2025年2月14日から16日にかけて、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビのフダイリヤット島にある最先端のウェイブプール施設「サーフ・アブダビ」にて、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第2戦「サーフ・アブダビ・プロ」が開催されました。この大会は、WSL史上初めて中東で行われたCTイベントとして注目を集めました。
大会初日、男子ラウンド1では、日本代表の五十嵐カノアとコナー・オレアリーがそれぞれのヒートで1位通過を果たし、ラウンドオブ16進出を決めました。五十嵐はヒート11で7.47ポイントという高得点をマークし、コナーもヒート1で安定したパフォーマンスを披露しました。
大会2日目、男子ラウンドオブ16では、五十嵐カノアが世界チャンピオンのフィリッペ・トレドを破り、クオーターファイナル進出を決定。一方、コナー・オレアリーは惜しくも敗退し、9位で大会を終えました。
最終日、男子クオーターファイナルで五十嵐カノアはイタロ・フェレイラと対戦。激戦の末、五十嵐は敗れ、最終順位は5位となりました。一方、イタロ・フェレイラはその後も勝ち進み、決勝でインドネシアの和井田理央を下して優勝を飾りました。和井田は準優勝という快挙を成し遂げ、世界中の注目を集めました。
女子部門では、アメリカの若手サーファー、ケイトリン・シマーズが優勝を果たしました。彼女は決勝で卓越した技術と安定感を見せつけ、見事な勝利を収めました。
この大会は、初の中東開催という新たな試みであり、選手たちは人工波という特異な環境での戦いに挑みました。次のCT第3戦「MEO Rip Curl Pro Portugal」は、3月15日から25日にかけてポルトガル西部のペニシェにある「Supertubos」で開催される予定です。
『Surf Abu Dhabi Pro』結果
1位 イタロ・フェレイラ(BRA)
2位 和井田理央(IND)
3位 イーサン・ユーイング(AUS)、ジャック・ロビンソン(AUS)
5位 ミゲル・プーポ(BRA)、ジャクソン・バンチ(HAW)、五十嵐カノア(JPN)、ヤゴ・ドラ(BRA)
ウィメンズ
1位 ケイトリン・シマーズ(USA)
2位 モリー・ピックラム(AUS)
3位 ヴァヒネ・フィエロ(FRA)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)
5位 エリン・ブルックス(CAN)、キャロライン・マークス(USA)、ベラ・ケンワーズィ(USA)、ソーヤ・リンドブラッド(USA)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/