2025.04.15
エルサルバドル・プンタ・ロカで開催されたWSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)第4戦『Surf City El Salvador Pro』が終了。
今大会は4月2日に開幕し、ウェイティングピリオド初日から最終日まで波の状況に左右されながらも、最終日には南南西からのうねりが入り、プンタ・ロカのポテンシャルを最大限に引き出す4~6フィートの素晴らしいコンディションでクライマックスを迎えました。途中、レイデイ(競技休止日)も挟みつつ、選手たちは長丁場の戦いを強いられた
今大会ではワイルドカードとして地元エルサルバドルの英雄ブライアン・ペレス(SLV)、リーバイ・スローソン(USA)、アリッサ・スペンサー(USA)、ソイヤー・リンドブラッド(USA)が出場。彼らはエリミネーションラウンドで敗退の危機に直面しながらも、果敢なサーフィンで次ラウンド進出を果たし、特にリンドブラッドは女子でエクセレントスコアを記録するなど存在感を示しました。
また、男子ではアラン・クレランド・ジュニア(MEX)やサミュエル・プポ(BRA)も好調なヒートを見せ、今シーズン最高の成績を目指して勢いに乗りました。
男子はラウンド32からスタートし、ラウンド16、クオーターファイナルと進行。ラウンド16ではイタロ・フェレイラ(BRA)、イーサン・ユーイング(AUS)、ジョーディ・スミス(RSA)らが高得点をマークし、見応えあるヒートが続きました。
女子はラウンド16、クオーターファイナルと進み、ランキング上位のケイトリン・シマーズ(USA)、モリー・ピックラム(AUS)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)らが順当に勝ち上がりました。特にブライアンはモリー・ピックラムを破り、セミファイナル進出を決めるなど、ワールドタイトル争いに名乗りを上げました。
最終日、男子ファイナルは南アフリカ勢同士の対決となり、ジョーディ・スミス(RSA)がマシュー・マクギリヴレイ(RSA)を下して自身7度目のCT優勝を飾りました。スミスは安定したパフォーマンスと経験を活かし、難しい波の中でも冷静にヒートを運びました。
女子ファイナルでは、ガブリエラ・ブライアン(HAW)がイザベラ・ニコルズ(AUS)を破り、キャリア2度目のCT優勝を達成。ブライアンは昨年の準優勝から一歩進み、圧倒的なパフォーマンスで頂点に立ちました。
『Surf City El Salvador Pro』結果
1位 ジョーディ・スミス(RSA)
2位 マシュー・マクギリヴレイ(RSA)
3位 クロスビー・コラピント(USA)、コール・ハウシュマンド(USA)
5位 ヤゴ・ドラ(BRA)、イーサン・ユーイング(AUS)、イタロ・フェレイラ(BRA)、ミゲル・プーポ(BRA)
ウィメンズ
1位 ガブリエラ・ブライアン(HAW)
2位 イザベラ・ニコルス(AUS)
3位 ケイトリン・シマーズ(USA)、モリー・ピックラム(AUS)
5位 ソーヤ・リンドブラッド(USA)、ベラ・ケンワーズィ(USA)、ブリッサ・ヘネシー(CRI)、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)
【2025年オーストラリアレッグ】
▪️第5戦『Rip Curl Pro Bells Beach』
4月18日〜28日
Bells Beach, Victoria, Australia
▪️第6戦『Bonsoy Gold Coast Pro』
5月3日〜13日
Gold Coast, Queensland, Australia
▪️第7戦『Western Australia Margaret River Pro』
5月17日〜27日
Margaret River, Western Australia
【ミッドシーズンカット】
36名→24名
18名→12名
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/