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11月5日は津波防災の日

2021.11.04


11月5日「津波防災の日」「世界津波の日」とは?

平成23年3月に発生した東日本大震災を教訓として、津波対策を総合的かつ効果的に推進するた め、平成23年6月に「津波対策の推進に関する法律」が制定された。
同法では、津波対策に関する観測体制の強化、調査研究の推進、被害予測、連携協力体制整備、 防災対策の実施などを規定するとともに、11月5日を「津波防災の日」と定めた。

更に、日本政府の提案により、2015年からは国連でも11月5日が「世界津波の日」に制定されている。

この日が津波の日とされたのは、1854年11月5日、紀伊半島を大津波が襲った際の「稲むらの火」という逸話に基づいているという。現在の和歌山県広川町の高台に住んでいた濱口梧陵が津波に気づき、収穫したばかりの稲穂を積み上げた稲むらに火を放ったことで、暗闇のなか逃げ遅れていた人々を高台に導き多くの命を救ったそうだ。

津波から身を守るために…

津波から身を守るには直ちに安全な場所へ避難することと、一度避難したら津波注意報等が解除されるなど安全が確認できるまで危険な場所へは戻らないことが大切です。そのためにはどこが安全な場所で避難経路はどこなのか、判断をするための情報はどこから得るのかを知っておく必要があります。

日ごろの訓練や備えが大切

地震津波に限らず風水害でも大きな被害が発生しています。「津波防災の日」の他にも全国規模で定めていたり、それぞれの地域で過去に災害が発生した日を、災害に向き会う日としているところもあります。このような日は意識して備えについてチェックしてみるのはいかがでしょうか。